• 喉頭・気管の病気

喉頭がん こうとうがん

のどの病気

どんな病気?

喉頭にできるがんを喉頭がんといいます。できた部位により声門上がん・声門がん・声門下がんに分類され、 症状や予後が異なります。高齢男性の喫煙者に多く、近年は喫煙率の低下により減少傾向とされています。

症状は?

声門上がんの早期には、のどの違和感やリンパ節の腫れがみられ、進行するとこもるような声、かすれ声、咽頭痛などが生じます。
声門がんは初期からかすれ声が出現するため、他の部位に比べて早期発見されやすいです。進行するとかすれ声がひどくなり、リンパ節の腫れがみられます。
声門下がんの初期は無症状で、進行するとリンパ節の腫れやかすれ声、息の臭さがあらわれます。
上記の症状に加えて、いずれの部位にできたがんも進行すると、喘鳴や呼吸困難、血の混じったたんがみられます。

治療法は?

がんの進行具合によって、放射線・抗がん剤・手術を組み合わせて治療します。 手術は、喉頭温存術と喉頭全摘術に大きく分けられます。喉頭を全摘すると声を失い、 味覚・嗅覚の低下、空気を飲んでしまう呑気症など様々な障害が引き起こされます。 近年は治療法もいろいろ変化してきています。治療の際は主治医と相談して 治療方針を検討してください。
早期発見・早期治療のためにも、かすれ声やのどの違和感が2〜3週間続く場合には早めに受診しましょう。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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