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肺結核 はいけっかく

のどの病気

どんな病気?

肺結核は、結核菌が肺に感染する病気です。結核菌は腸や骨、リンパ節などにも感染しますが、 約8割は肺に感染します。
結核菌に感染しても、約9割の人は肺結核を発症しません。しかし、感染時に免疫が不十分な 場合や、感染して長期間経過後、高齢になり免疫力が低下している場合などに発症します。
発症した人がせきをした時に飛び散る飛沫に結核菌が含まれることがあり、 まわりの人がそれを吸うと感染します。

症状は?

肺結核の主な症状は、2週間以上続くせきやたん、発熱です。疲れやすさや全身の倦怠感、寝汗、体重減少がみられることもあります。
かぜの症状と区別しにくいため、2週間以上症状が続く場合には受診して検査を受けるのが安心です。 X線検査やCT検査などの画像検査で肺結核の疑いになった場合は、たんを採取して菌が含まれているかどうか確認します。

治療法は?

結核菌に有効な複数の薬を併用して治療します。 服用期間は数カ月かかりますが、適切に治療を受けると再発率は1~2%程度まで抑えられます。
治療を途中でやめてしまうと、薬が効かない菌ができてしまいその後の治療が難しくなるため、 医師から指示された期間はしっかりと治療を続けることが重要です。

監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
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監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医

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