• 口腔・咽頭の病気

歯周病 ししゅうびょう

のどの病気

どんな病気?

歯周病は、歯の周囲にプラーク(細菌の塊)が付着することが原因となって、 歯茎に炎症が起きて赤くなったり、歯を支える骨が溶けて歯がぐらぐらしたりする病気です。 進行すると、歯肉が下がっていき、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
中年以降の方や喫煙者、糖尿病や口腔乾燥症の方、妊娠中の方、歯みがきがしっかりできていない方は、 特になりやすいことが知られています。

症状は?

初期の段階では、自覚症状がほとんど出ません。
進行すると、起床した時に口の中がネバネバする、歯みがきで出血する、口臭が気になる、 歯肉が腫れる、歯がぐらぐらするなどの症状に気づくことがあります。

治療法は?

プラークに含まれる細菌は、バイオフィルムという薄い膜を作って歯に張りつきます。 それを落とすために、丁寧な歯みがきや歯科での定期的な清掃が予防の基本です。 また喫煙や糖尿病など、原因となるような要素がある方は、禁煙や病気の治療が歯周病の予防となります。
歯周病になってしまった場合は、歯みがき指導、歯石の除去、噛み合わせの調整、 抜歯などその方に必要な治療を行います。痛みや腫れなどの症状が強い場合には、 抗菌薬や炎症を抑える薬が使われることもあります。
歯周病は再発しやすい病気のため、治療が終わった後も定期的な通院で歯をケアすることが大切です。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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