• 喉頭・気管の病気

声帯ポリープ せいたいぽりーぷ

のどの病気

どんな病気?

声帯ポリープとは、声帯にできる腫瘤(こぶ)の一種です。 かぜによる炎症や大声を出した時などに、声帯の血管から出血して、 その修復過程で形成されます。

症状は?

大きな声や高い声が出にくい、声がかすれるなど、声の症状が中心です。 のどの異物感や乾燥感がみられることもあります。
声帯結節は声帯の両側に形成されますが、 声帯ポリープは片側の声帯にのみ生じることが多いのが特徴です。 また、声がかすれる症状はのどのがんによって起こることもあるため、 診断を確定するために耳鼻咽喉科で検査を受ける必要があります。

治療法は?

初期の段階では声を出さないようにして声帯を休めたり、 音声治療で声の出し方を訓練したり、禁煙して様子を見る場合もありますが、 治療の基本は手術でポリープを切除することです。手術後は、 安静のために3~5日声を出さずに療養する必要があります。 治った後も再発防止のために、音声治療や禁煙の継続が重要です。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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