• のど以外の病気

シェーグレン症候群 しぇーぐれんしょうこうぐん

のどの病気

どんな病気?

シェーグレン症候群は、本来、体を守る役割のある免疫機能が、誤って自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患の1つです。 涙腺や唾液腺などに慢性的な炎症が起こる病気で、30~50代の女性に多いことが知られています。

症状は?

シェーグレン症候群の主な症状は、涙と唾液の分泌低下によるドライアイ・ドライマウスです。 ドライアイでは眼の異物感や充血、かゆみ、疲れ目など、ドライマウスでは口の乾燥感や熱感、 飲み込みにくさ、虫歯の増加などがみられます。
その他に、関節炎や筋力の低下、リンパ節の腫れ、呼吸器症状など多様な全身症状を伴うこともあります。

治療法は?

涙や唾液の分泌低下による症状には、対症療法が基本です。 ドライアイには人口涙液の点眼や保護用メガネの使用、ドライマウスには唾液腺を刺激する薬や人工唾液、 水分摂取などで症状を改善します。
全身症状がある場合には、ステロイドや免疫抑制薬が選択肢になります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
この記事をシェアする
Facebook X LINE
監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

のどの病気