• のど以外の病気

薬剤性 やくざいせい

のどの病気

どんな病気?

治療のために薬の服用や点滴をしても、期待する効果以外の有害な反応が起こってしまうことがあります。

症状は?

原因となる薬や起こりうる症状は様々で、例えば以下のようなものがあります。
・乾いたせき
降圧薬の1種であるACE阻害薬の副作用として、乾いたせきが出ることが知られています。
・肺炎
原因となる薬として100種類くらい報告があり、肺炎の治療のために使用された抗菌薬によって 薬剤性の肺炎を生じることもあります。一般の肺炎と同じように、乾いたせき、倦怠感、発熱、 呼吸困難の症状がみられます。
・味覚障害
抗うつ薬や抗菌薬、抗がん剤、唾液の分泌を抑える薬などにより、味覚障害が引き起こされることがあります。 症状が出やすい時期は薬をのんで約2~6週間後とされており、食べ物の味を感じる力が鈍くなったり、 全く感じなくなったりします。

治療法は?

原因となっている薬の中止や変更が基本的な対応です。中止しても改善しない場合は、 症状に合わせた治療が必要なこともあります。
薬が原因で症状が起こっていることに気づくためには、服用中の薬を医師や薬剤師に 正確に伝えることが大切です。そのためにもお薬手帳を持参しましょう。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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