• のど以外の病気

後鼻漏 こうびろう

のどの病気

どんな病気?

後鼻漏とは、鼻水が鼻からのどに流れ落ちる状態のことで、感冒(かぜ)や慢性副鼻腔炎、 アレルギー性鼻炎などの病気や、加齢、乾燥などによって引き起こされます。
正常な状態でも、鼻では粘液(鼻水)が1日に1リットル以上つくられ、その一部はのどに 運ばれて飲み込まれています。しかし、通常はそれを自覚することはありません。 粘液の量が増加したり、性状がネバネバに変化したり、粘膜が過敏になったりすると 後鼻漏として症状があらわれます。

症状は?

のどの奥に液体がある、粘りつくといった感覚があります。のどの奥の粘液は、 鼻をかんでもなかなか出てきません。のどに流れ落ちた鼻水が、 のどや気管を刺激してせきを生じることもあります。
副鼻腔炎によって引き起こされる後鼻漏では、たんや口臭の原因になることがあります。

治療法は?

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの病気が原因となっている場合には、原因に合わせた治療が必要です。
また、生理食塩水による鼻うがいが予防や症状の緩和に効果的なこともあります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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