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感冒(かぜ) かんぼう

のどの病気

どんな病気?

感冒(かぜ)は、様々なウイルスが原因で鼻やのどに炎症を起こすウイルス感染症です。 ウイルスは主に接触感染、飛沫感染にといった経路で感染します。
原因となるウイルスはアデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルスなど多数あり、 数100種類以上といわれています。これだけ多くの原因ウイルスがあり、 かつ少しずつ変化しているため、いまだに有効なワクチンや治療薬は確立されていません。

症状は?

感冒(かぜ)の主な症状は、のどの痛みや鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、発熱などで、 感染を起こすと数日でそれらの症状が出現します。通常は発症後2〜3日が症状のピークで 7〜10日の経過で改善します。場合によっては、せきが2週間程度続く場合があります。
症状が出現した最初の数日間が最も感染力が強いため、かぜのひき始めは特に注意が必要です。

治療法は?

有効な治療法がないため、治療は安静と対症療法が中心となります。
時に、ウイルス感染である感冒(かぜ)から細菌感染に移行する場合があり、 一旦減少した鼻汁が7~10日後に再増悪して粘膿性になった場合は細菌性副鼻腔炎を疑います。 このような場合は抗菌薬の検討が必要になります。
炎症の部位により、主に鼻水や鼻づまりが中心の鼻副鼻腔炎型、咽頭痛が中心の咽頭扁桃炎型、 せきが中心の気管支炎型、混合型に分かれます。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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