• 喉頭・気管の病気

声帯結節 せいたいけっせつ

のどの病気

どんな病気?

声帯結節は、声帯に結節(ペンだこのようなもの)ができて、声の変化が起こる病気です。 声帯は左右に帯状に位置しており、声を出す時には振動しています。 声帯結節は、声の酷使により形成されます。左右両側に結節ができるのが特徴です。
声を出す機会の多い保育士や教師、歌手、おしゃべりな女性がなりやすいとされています。 また活発で声をよく出す子どもや、クラブ活動で大きな声を出す子どももできることがあります。 子どもの場合は男の子が多く、思春期以降に自然に治ることが多いです。

症状は?

声のかすれ、のどの違和感が主な症状です。起きた時や休み明けなど、声を出す機会が少なかった 時間の後に改善することがあります。

治療法は?

声を出さないようにして、声帯を休めるのが治療の基本です。 声の出し方が原因となっている場合には、音声治療で正しい声の出し方を訓練します。 声の衛生指導では、声の使用状況や生活習慣の情報をもとに、声の安静や発声法の指導、 部屋の加湿や水分補給など乾燥を予防する指導を行います。 ステロイドなど炎症を抑える薬を使うこともあります。
これらの方法を行っても改善しない場合には、結節を切除する手術が検討されます。 手術しても再発する場合が多いため、手術後も音声治療の継続が必要です。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
この記事をシェアする
Facebook X LINE
監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

のどの病気