• のど以外の病気

過換気症候群 かかんきしょうこうぐん

のどの病気

どんな病気?

過換気症候群は、精神的な不安や緊張などによって呼吸が過剰になり、 血液がアルカリ性になることで様々な症状が引き起こされる状態です。 神経質な人や不安症の傾向がある人、緊張しやすい人などによくみられます。
さらに、このような症状が出ることで一層不安感が高まり、過呼吸状態が悪くなって、 その結果症状が悪化するという悪循環に陥ってしまう場合もあるため注意が必要です。

症状は?

息苦しさや呼吸困難、胸の痛み、めまい、動悸、吐き気、失神などがみられます。 テタニー症状という筋肉の持続的な硬直・けいれんがあらわれるのも特徴で、 手指がこわばったり、顔が引きつったりすることがあり、痛みを伴うこともあります。

治療法は?

意識的に呼吸を遅くしたり、止めたりすることで症状が改善します。 ただ、本人は不安感が強く呼吸を遅くするのが難しい場合があるため、 安心させてゆっくり呼吸するように促すことが大切です。 場合によっては、抗不安薬が投与されることもあります。
過去にこの病気にかかったことがある人は、過度の緊張や不安な状況を避けることが、 再発防止につながります。

監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
この記事をシェアする
Facebook X LINE
監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医

のどの病気