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肺高血圧症 はいこうけつあつしょう

のどの病気

どんな病気?

心臓からは、全身に血液を送る大動脈と、肺に血液を送る肺動脈という2つの動脈が出ています。 肺高血圧症は、肺動脈の流れが悪くなって血管の圧が高まり、 心臓と肺に機能障害が起こる病気です。
リウマチなどの膠原病、慢性心疾患、COPDなどの呼吸器疾患、肺動脈内の血栓などが原因で発症しますが、 中には原因がはっきりしないものもあります。

症状は?

初期は症状が軽いか無症状の場合も多いため、症状を自覚するころには病気が進行している可能性があります。 代表的な症状としては、動いた時の息苦しさや疲労感、胸の痛み、せき、動悸、失神などがあげられます。
ただ、いずれも他の病気でもしばしば認められる症状であり、肺高血圧症が見落とされて診断が遅れることもあります。

治療法は?

基本的には原因疾患の治療になります。原因がない患者さんには、肺血管拡張薬が用いられます。 また、呼吸不全を認める場合は、酸素療法が行われ、支持療法として利尿剤、抗凝固薬や強心薬が用いられることがあります。

監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
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監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医

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