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脳血管障害後 のうけっかんしょうがいご

のどの病気

どんな病気?

脳血管障害とは、脳の血管がつまる脳梗塞と、脳の血管が破れる脳出血・くも膜下出血のことです。 高血圧や糖尿病、肥満、喫煙などが原因となり、中でも高血圧が最大の原因とされています。 発症後、治療を行っても後遺症が残ることもあります。

症状は?

脳血管障害が起こると、障害された部位によって様々な症状がみられます。典型的な症状としては、 片方の手足がしびれたり動かなくなったりする他、ろれつがまわらなくなって言葉がうまく 出てこなくなったりすることが知られています。
また、後遺症が残ることが多く、のどの症状としては言葉が出しづらくなる構音障害や、 食べ物の飲み込みがうまくいかなくなる嚥下障害があります。構音障害では、 声の大きさや高さが不安定になる、話すスピードが遅くなる、話したい言葉が出てこなくなるなどの 症状がみられます。

治療法は?

脳血管障害後の構音障害が軽度の場合は、単語や文を繰り返し声に出すことで、顔の筋肉や舌を訓練します。 重度の場合には、文字や絵が描かれたボードや、コミュニケーション用の電子機器の使用が すすめられることもあります。
嚥下障害の治療はリハビリテーションが中心となります。適切な栄養管理・誤嚥予防・リスク管理が基本で、 誤嚥性肺炎を予防しつつ摂食機能の改善を図ります。場合により手術療法を行うこともあります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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