• のど以外の病気

神経筋疾患 しんけいきんしっかん

のどの病気

どんな病気?

神経筋疾患とは、脳や神経、筋肉に病変が起こり運動に障害が生じる病気です。 代表的な病気にはパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、重症筋無力症などがあります。
病気によって症状は異なりますが、のどの働きにも影響します。

症状は?

のどにある声帯は粘膜と筋肉からなっており、発声時には振動して、 嚥下(飲食物を飲み込むこと)時には閉じています。
パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、重症筋無力症はそれぞれ異なる病気ですが、 神経から筋肉への伝達がうまくいかなくなる点は共通しています。 これらの病気では、声帯の筋肉がうまく動かなくなるため、飲み込みにくさや話しにくさがあらわれます。 さらに、よだれやたんが増えたり、十分な呼吸ができなくなったりすることもあります。

治療法は?

原因となっている病気の治療が基本です。それに加えて、症状に合わせた治療も行われます。
飲み込みにくさがある場合には、食べ物の柔らかさや温度を調整したり、少量ずつ口に入れたりしてサポートします。 飲み込む力が低下してしまった場合には、お腹の皮膚や鼻から胃に管を通して直接栄養を届ける方法や、 点滴で栄養を補給する方法も治療の選択肢となります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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