• のど以外の病気

喘息 ぜんそく

のどの病気

どんな病気?

喘息とは、空気の通り道である気道に炎症が生じることで、様々な刺激に対して敏感に反応して 気道が狭くなる病気です。子どもに多い病気ですが、大人になってから発症することも多く、 高齢になってから発症する場合もあります。
刺激となる物質はハウスダストやほこり、カビ、ペットのフケなどアレルギー反応を起こすものの他、 タバコの煙や冷たい空気、薬など人によって異なります。

症状は?

喘息発作が起こって気道が狭くなると、せきやたん、ゼーゼー・ヒューヒューという 呼吸音を伴う息苦しさがみられます。発作は夜間や早朝に起こりやすく、息苦しさやせきが出て 寝つけなかったり、目が覚めてしまったりすることもあります。

治療法は?

喘息の治療は、炎症を抑える薬と発作時に使う薬に大きく分けられます。
炎症を抑える薬の中心となるのはステロイドの吸入薬で、症状が無い時も継続的に使用して 発作を予防します。炎症の程度に合わせて、他の薬と併用する場合もあります。 症状が無いからといって油断せずに、正しく続けることが大切です。
発作時に使う薬は、気道を広げて症状を抑える作用をもつ即効性のある吸入薬です。 この薬を使っても症状が改善しない場合には、緊急受診が必要です。その際は、 ステロイドの点滴や内服が必要になることもあります。

監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
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監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医

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