のどの病気

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喉頭運動マヒ・反回神経マヒ・声帯マヒ〈こうとううんどうまひ・はんかいしんけいまひ・せいたいまひ〉
どんな病気?
喉頭の部分では、ものを飲み込む時には声を出すほうの声門を閉じ、声を出す時には声帯を緊張させます。こうした喉頭の運動を支配する神経は、脳の延髄から迷走神経を経て喉頭に達していますが、喉頭の運動のほとんどを支配するのは、迷走神経の枝の部分です。
喉頭の動きがマヒしたり声帯がマヒしたりするのは、この迷走神経の枝がやられるためです。この神経の枝は図のように、いったん胸腔に下がって反転し、再び喉頭へと戻ってくるため、反回神経と呼ばれます。長い経路をたどるので、その途中で何らかの障害を受けてマヒすることがよくあります。とくに左側のほうは、大動脈を迂回しようと深く胸腔の中に入りこんで長いため、マヒも右の2倍以上起こります。
反回神経マヒの原因は、延髄・頸静脈・甲状腺・食道・気管・大動脈・肺や胸膜・心臓や心膜などの病気、胸腔内の手術などさまざまな可能性がありますが、約半数は原因不明です。
症状は?
音域が狭くなる、力のないしゃがれ声、声量が落ちる、8秒以上声を出せなくなる、ものを飲み込む時にむせやすくなる(液体で特に)、声がほとんどでなくなる、呼吸困難など。
対処は?
耳鼻咽喉科を受診します。治療でいちばん大事なことは、原因を明らかにすることで、それがわかればその治療を優先します。
原因不明の場合には、副腎皮質ホルモンやビタミンB12で回復することもあります。一般にマヒは片側だけに起こり、徐々に正常なほうが反対側の機能を補うようになることもあります。そのため、ふつうお医者さんは半年ぐらいはくすりによる治療で様子を見て、積極的に声を出すように促します。それでもよくならない時には手術に踏み切ります。
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