• 喉頭・気管の病気

急性喉頭蓋炎 きゅうせいこうとうがいえん

のどの病気

どんな病気?

喉頭は気管の入り口に位置しており、「空気を気管に、飲食物を食道に」という 仕分けをする役割があります。喉頭蓋は喉頭のふたとして、呼吸をする時には開いており、 飲食物を飲み込む時には閉じています。
急性喉頭蓋炎は、喉頭蓋にレンサ球菌や黄色ブドウ球菌などの 細菌が感染して急性炎症が引き起こされる病気です。

症状は?

高熱や強いのどの痛み、飲み込みにくさ、声が口の中にこもるなどの症状が最初にあらわれ、 数時間以内に呼吸が苦しくなりゼーゼーするなど急速に重症化します。 気道が狭くなると窒息死の可能性もあるため、早期診断・治療が必要です。

治療法は?

窒息のリスクがあるため、入院して治療を行います。 適切な抗菌薬とステロイド薬の点滴で、喉頭の炎症や浮腫を改善するのが治療の基本です。
喉頭蓋の腫れが強く、窒息の危険性が高い場合は、 空気の通り道を確保する気管切開が行われます。通常は1~2週間ほどで改善します。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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