• 口腔・咽頭の病気

扁桃周囲膿瘍 へんとうしゅういのうよう

のどの病気

どんな病気?

急性扁桃炎による炎症が扁桃の周囲に広がったものを扁桃周囲炎、 さらに悪化して膿がたまり膿瘍が形成された状態を扁桃周囲膿瘍といいます。

症状は?

左右差のある激しい痛みを生じるのが特徴です。38度以上の高熱を伴い、 痛みにより飲み込めないことも多くあり、時に耳まで痛みが響きます。 声がこもるなどの症状の他、口が開きにくくなったりすることもあります。

治療法は?

抗菌薬の投与と、膿を出す処置を行います。方法としては、膿瘍を刺したり切開したりします。 膿が排出されると、のどの強い痛みや口の開きにくさは改善します。 炎症がのどの下方向に広がると浮腫による気道の閉塞を起こす可能性があり、 ステロイドの投与を行うこともあります。基本的には入院での治療が必要となります。 再発率が10~20%とされているため、治癒した後に再発を防止する目的で 口蓋扁桃を摘出する手術を行うこともあります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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