アデノイド肥大あでのいどひだい

のどの病気

どんな病気?

口蓋扁桃より上、鼻の奥のほうにあるのが、咽頭扁桃(アデノイド)です。アデノイド肥大も子どもにはよく見られ、4歳ごろ始まり、6歳ぐらいをピークに18歳頃までに退化していきます。(図3)

症状は?

一般的に、アデノイド肥大のほうが扁桃肥大よりも症状が出やすく、鼻の穴の後部がふさがれるため、鼻呼吸が十分にできず、そのためいつも口を開けて口呼吸をするようになります。また、中耳と鼻をつないでいる耳管が圧迫されて狭くなり、難聴や耳鳴りが起こったり、滲出性中耳炎、さらに難聴をひき起こしたりします。また、鼻づまりを起こすため、いびきをかく、鼻声になるなどの症状が起こります。これがひどくなると睡眠時無呼吸症候群となり、夜中に突然目を覚まして起き上がったりします。

対処は?

困った症状が起きたら耳鼻科医を受診し、どういった症状が起きて、どのように困っているかを率直に話しましょう。手術するかどうかは、耳鼻科医の判断にゆだねるのがよいでしょう。

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