• 口腔・咽頭の病気

扁桃肥大 へんとうひだい

のどの病気

どんな病気?

一般的に扁桃(扁桃腺)と呼ばれているものは、医学用語では 「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」という名前で、のどちんこの左右にある リンパ組織を指します。
扁桃肥大とは、口蓋扁桃が肥大して通常より大きくなった状態です。 小学校低学年くらいでピークとなった後、自然に縮んでのどの粘膜で 隠れるくらいの大きさになります。肥大しているだけの場合は問題ありませんが、 大きくなりすぎて症状を引き起こしている場合は治療が必要です。

症状は?

口蓋扁桃が大きくなりすぎると、食べ物がのどを通りにくくなるため、食が細くなったり、 食事の時間が極端に長くなったり、体重が増えないなどの問題を生じることがあります。
また、気道が狭くなり空気の流れもスムーズでなくなるため、 呼吸障害やいびき、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあります。

治療法は?

軽度の肥大であれば、自然に小さくなるのを待つ経過観察が中心です。 しかし、食事や呼吸に影響が出ている場合には、口蓋扁桃を摘出する手術が必要になることもあります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

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