口臭が気になる

のどの症状

口臭の原因は様々

口臭は、唾液や食べ物のカスなどに含まれるたんぱく質が、口の中の細菌によって分解・発酵される時に発生するガスが関係しています。
主な原因は、歯周病や歯槽膿漏などによる口の中の病気とされています。歯周病の原因となるプラークは、歯に付着した細菌やたんぱく質の塊で、強い口臭のもととなります。その他には、副鼻腔炎による膿性鼻汁や後鼻漏、咽頭炎、扁桃炎などによって細菌が増えて口臭につながることもあります。また、口やのど(喉)、鼻の病気以外にも糖尿病など全身性の病気が原因となる場合もあるため注意が必要です。
病気が関係していない場合でも、唾液が減って口が乾燥すると、細菌が増えたり口の中を清潔に保つ働きが低下したりして、口臭が強くなってしまいます。唾液の分泌が減る寝起きや長時間食事をしていない時、ストレスや緊張が強い時などは、口の乾燥による口臭に気をつけましょう。

本人が気にしているだけで、口臭がないことも

実際は口臭がなくても、本人が強く気にして日常生活に影響が出ていることもあります。強いストレスや不安などが隠れていることがあり、心理的なケアで改善する場合があります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
この記事をシェアする
Facebook X LINE
監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医

「口臭が気になる」に関連する病気