口が乾く

のどの症状

唾液が不足すると口が乾いてしまう

唾液は1日1~1.5Lほど分泌されており、口の中の粘膜を潤わせて食べ物をかんだり飲み込んだりするのを助ける他、口の中を清潔に保ったり、消化を助けたりする働きがあります。唾液には消化酵素の他にも、免疫に働く物質や電解質などが含まれています。唾液の分泌量を調整しているのは自律神経で、リラックスしている時に優位になる副交感神経が作用すると唾液の量が増えます。おいしそうな物を見た時や、うたた寝をしている時などに唾液が増えるのは、副交感神経の作用によるものです。
唾液の分泌が不足すると、口が乾いて物が食べづらくなったり、虫歯になりやすくなったりします。

口が乾く原因は?

口の乾きは、加齢に伴う唾液の分泌量の低下や、薬の副作用などが原因として挙げられます。また、鼻には加湿の役割があります。鼻で呼吸ができず、口呼吸になると乾燥の原因になるため、鼻に疾患がある場合もきちんと治療することが大切です。感染を起こすと、炎症により粘膜の乾燥が起きたり、時にカビが原因になったりすることもあります。
その他、シェーグレン症候群という病気が関係している場合もあります。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医