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のど研究室 特集記事「冬の感染症の季節到来 早めの対策で乗り切ろう」を公開しました
流行が早まっている今年のインフルエンザ。注射が苦手な子どもは点鼻ワクチンで予防を。
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「冬の感染症の季節到来 早めの対策で乗り切ろう」
「風邪かも?」と思ったら、要注意。今年(2025年11月現在)はインフルエンザがすでにはやり始めています。この時期に気をつけたい感染症について、最新の特徴と対策を耳鼻咽喉科専門医の石井正則先生に伺いました。
今年のインフルエンザは流行の立ち上がりが早く、例年よりも1カ月早い9月下旬には流行期に入りました。すでに学級閉鎖も出ています。流行が早まった背景には、南半球で冬(日本では夏)に流行した型と同じウイルスが国内に持ち込まれ、その影響で流行の前倒しにつながったと考えられています。
インフルエンザには何種類かの型がありますが、例年1〜2月がピークとなるA型が現在流行しており、冬に向かってさらに感染が広がると見られています。B型はA型より流行時期が遅いことが多く、例年2月頃から流行し始め、春先がピークになります。なお、A型は高齢者がかかると重症化しやすいといわれていますが、B型でも重症化することは少なくありません。そのため、インフルエンザのワクチンは早めに受けることをおすすめします。
子どもには点鼻ワクチンが使える