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「耳鼻科医から見たアーティストと演奏 第29回」を公開しました

2025.06.03 お知らせ

耳鼻科医の立場から、医学と演奏を探る

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「耳鼻科医から見たアーティストと演奏 第29回」


ゲスト:次田心平さん(テューバ奏者)、お話:竹田数章(仙川耳鼻咽喉科院長)

この連載で、まだ未登場の管楽器がいくつかあった。オーケストラの金管楽器の再低音を受け持つテューバもその一つ。今回は読売日本交響楽団のテューバ奏者の次田心平がゲスト。竹田先生と語り合った。

<音楽之友社刊「音楽の友」2025年5月号掲載>

 

舌下免疫療法

次田
いままでトラブルが多かったのは、唇です。唇の裏側…… 歯に当たるスポット、歯に挟まれる側の粘膜です。

竹田
来シーズンに向けて始めるならば、6月。使い始めのときに舌の下に置きますが、50〜60パーセントの人はその部分に少し痒みを感じたり、赤くなったりすることがあります。でも、1〜2週間で慣れてきます。それでもダメな場合は、かゆみ止めの薬を一緒に飲むことで防ぐこともできます。3〜4年ほど続けますが、たいてい使い始めて数カ月ぐらいすると効いてきます。ですから、次のシーズンに間に合う人が多いですね。

次田
どのぐらいのペースで通院すればよいですか。

竹田
月に1回、薬を取りに来るような感じでも大丈夫です。

※注:アレルゲンをふくむ治療薬を舌の下に投与する療法。スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎の治療に用いる。

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