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のど研究室 特集記事「すぐむせる、飲み込みづらい.....これって病気?」を公開しました
肺炎にかかるリスクも高くなる「嚥下(えんげ)障害」とは
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「すぐむせる、飲み込みづらい.....これって病気?」
食べるとむせたり、スムーズに飲み込めなかったりといった、うまく食べられない状態を「嚥下障害」といいます。嚥下障害になると「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」にかかったり、窒息したりする危険もあるといいます。嚥下障害について石井正則先生にお話を聞きました。
「嚥下」とは聞きなれない言葉ですが、食べ物をかんで細かくして飲み込み、口から咽頭、食道を通って胃へと運ぶ一連の動作のことです。
食事中にむせてしまうのは、食べ物や唾液などが、食道ではなく隣の気管に入ってしまい、それを出そうとするため。このように食べ物が気管に流入することを「誤嚥」といいます。
のどの奥には気管の入口をふさぐ役割をする喉頭蓋(こうとうがい)や声帯があるのですが、高齢者になると、この喉頭蓋や声帯の働きが低下したり、感覚が鈍くなったり、姿勢が悪くなったりして、食べ物や飲み物が気管に入りやすくなってしまうのです。