口呼吸

のどの症状

鼻呼吸と口呼吸の違い

鼻呼吸には、吸った空気を加温・加湿する働きや、空気中に含まれる細菌やウイルス、花粉などの異物を鼻毛や粘液で除去する働きがあります。 一方、口呼吸では乾燥した冷たい空気が直接体内に入るため呼吸器系の病気のリスクが高くなることや、異物が入りやすくなって感染症やアレルギー性疾患になりやすいことが知られています。また、口の中が乾燥することで、虫歯や口臭の原因になることもあります。寝ている時にいびきをかいたり、よだれが垂れたり、起きた時にのど(喉)が乾燥してイガイガする人は、口呼吸をしている可能性があります。

口呼吸になるのはなぜ?

口呼吸になりやすいのは、鼻づまりがあって鼻から息が通らない時です。アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻の穴を左右に隔てている鼻中隔が曲がっている場合などは、鼻がつまりやすくなります。鼻づまりの治療で口呼吸が改善する可能性があるため、耳鼻咽喉科で相談しましょう。

口呼吸の対策

口呼吸の対策としては、口の周りや舌の筋肉を鍛える運動が効果的です。舌の前後運動、回転運動、口やあごの運動を心がけましょう。 また、専用のテープを口に貼って寝ることで、睡眠時の口呼吸が予防できます。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医