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のど研究室 特集記事「食べ物をのどに詰まらせたときの応急処置」を公開しました

2023.12.21 お知らせ

12月から1月にかけて急増 高齢者の窒息事故を防ぐには

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食べ物をのどに詰まらせたときの応急処置」  

おせち料理やお雑煮はお正月の楽しみのひとつですが、高齢者の窒息事故による死亡者数は1月に集中するといいます。事故を防ぐために気をつけたいこと、応急手当について五十嵐豊先生に伺いました。

高齢者がのどを詰まらせる原因

高齢になると十分に噛めなくなったり、飲み込む力(嚥下機能)や異物を咳き込んで外に出す神経の反射が低下します。また、唾液の量も少なくなるため、食べ物がのどに詰まりやすくなりがちです。
ですから、高齢者の窒息は食事中によく起き、餅だけでなく、米飯、パン、肉なども詰まらせる原因になります。

●のどに詰まらせやすい食品

【粘り気のある食材】
 餅、ごはん(おかゆ、おにぎりなども含む)、さつまいもなど
【硬く、噛みづらい食材】
 肉、たこ、こんにゃく、ソーセージ、にんじん、りんごなど

 

窒息(気道閉塞)のサインを見逃さない

食べたものが気管に詰まって呼吸が苦しくなると、両手でのどをつかむ「チョークサイン」をします。ただし、チョークサインを出せずに、食事中に急にうなだれる、顔色が真っ青になる場合もあるので注意しましょう。窒息が起こっていそうな場合は、まず、できるだけ咳をさせて、のどに詰まった食べ物を吐き出させます。このとき、水は飲ませないこと。咳で吐き出すことができても肺炎となる場合があるので、速やかに医療機関を受診してください。
咳をしても詰まったものが出てこない場合や、咳が出ずに息を吸うときにヒューヒューという音がするなどして息が吸いにくいような場合は、すぐに119番通報をして救急車を呼びます。
救急隊員が到着するまで、次の応急手当や心肺蘇生を行います。

 

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