のど（喉）が痛い

のど（喉）の炎症により痛みを感じる

主に咽頭、喉頭に炎症がおきると咽頭痛が出現します。多くの場合はウイルス感染である感冒（かぜ）による咽頭炎、喉頭炎が原因となりますが、時に細菌感染が原因の扁桃炎や喉頭蓋炎などが原因の場合もあります。口が開かない、呼吸が苦しいなどの症状がある場合は、扁桃周囲膿瘍や喉頭浮腫などが起きている可能性もあるため、早急な病院受診が必要です。

のど（喉）の炎症が起こる場所と症状

のど（喉）の粘膜が腫れる「咽頭炎」、のど（喉）の奥の左右にある扁桃腺が腫れる「扁桃炎」、扁桃炎が悪化して扁桃のまわりに膿がたまる「扁桃周囲膿瘍」、のど（喉）の奥の喉頭に炎症がおこる「喉頭炎」、喉頭の入り口にある喉頭蓋が腫れる「喉頭蓋炎」などがあります。
喉頭炎は声がかすれやすくなり、扁桃炎や扁桃周囲膿瘍は物を飲み込む時に強い痛みがあります。喉頭蓋炎は、腫れがひどいと気道が塞がれて呼吸困難になることがあるため注意が必要です。

のど（喉）の痛みの治療

病院を受診すると、原因によっては抗菌薬が処方されます。市販薬では抗炎症成分を含むのみ薬、トローチ、うがい薬、スプレータイプの薬などがあります。加湿して乾燥を防ぐといった対策も大切です。