鼻がのど(喉)におちる

のどの症状

のど(喉)の奥に鼻水がある・流れてくるという症状

鼻の粘膜でつくられた粘液は、のど(喉)に運ばれて自然に飲み込まれています。正常な時にはそれを自覚することはありません。 病気や加齢などによって、粘りが強くなったり量が増えたり、粘液が変化することによって、「のど(喉)の奥に鼻水がある、流れてくる」というような自覚症状を感じることがあります。この症状は後鼻漏と呼ばれ、原因となる主な病気にはアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎があります。 後鼻漏で口の中がネバネバすると、たんや口臭の原因になることがあります。また、鼻がのど(喉)に落ちるのが刺激となり、せきが出ることもあります。 後鼻漏の症状がある時には、内視鏡検査やCT検査で原因を明らかにして、適切な治療を受けることが必要です。耳鼻咽喉科を受診して相談しましょう。

後鼻漏だと思っていても実は違うケースも

高齢になると、鼻の粘膜の水分調整能やのど(喉)に粘液を運ぶ線毛運動が低下します。高齢者の中には、後鼻漏のような症状があるからと検査をしても、実際には後鼻漏がない人もいます。これは咽喉頭異常感といって、原因となるような明らかな異常が認められない状態を指します。

監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医
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監修 本橋玲先生
東京医科大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医
  • 耳鼻咽喉科専門医研修指導医
  • 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医
  • 日本気管食道科学会認定気管食道科専門医
  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定喉頭形成手術実施医
  • 日本音声言語医学会認定音声言語認定医
  • 痙攣性発声障害ボトックス施行医