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のど研究室 特集記事「薬の正しい服用法」を公開しました

2023.06.21 お知らせ

上向いてゴックンはダメ!

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薬の正しい服用法」  


薬をのむとき、あごを上げてのみ込もうとしていませんか?
じつはこのやり方、薬や水が誤って気管に入ってしまうリスクがあります
薬の正しい服用法を医薬品に詳しい東京薬科大学の成井先生に伺いました。

口を湿らせ、少しあごを引くのがコツ

錠剤やカプセルをのむときは、背筋を伸ばして正面を向いて少しあごを引き、顔をやや下向きにしてみましょう。のどから食道へと流れがスムーズになりのみやすくなります。
錠剤やカプセルを流し込もうとつい上を向きがちになりますが、あごを上げると気道が開くため、誤嚥の恐れがあります。同じ理由で寝たままのむのもNG。また、カプセルは水に浮いてしまいやすいので、上を向いてのむと水だけをのみ込んでしまい、口の中にカプセルだけが残ってしまうことがあります。薬をのむときは体を起こしてからにしましょう。

コップ1杯程度の水か白湯でのむ

のみ薬はコップ1杯の水(または白湯)で服用するのが基本です。のみ薬を確実に胃に届けるために必要な量の目安がコップ1杯の水となります。
水なしで飲むと、薬が口のなかで貼りついたり、のどに引っかかりやすくなります。高齢の方は口腔内が乾燥しやすいので、服用前に口を潤してから薬を口に入れたほうがよいでしょう。
少量の水(または白湯)でものみ込むことができるかもしれませんが、薬が食道などに引っかかってしまいそこで薬が溶け出し炎症を起こしたり、効果が発揮でないことがありますし、胃に届いても胃の中で十分に薬が崩壊しない、薬の溶け出しがおくれるなどして成分の吸収率が低下し、薬の効き目が悪くなったり、効き目の発現が遅くなったりすることがあります。このように少なすぎる水での服用では、薬の効果に影響するリスクや、胃腸に負担をかけることがありますので注意してください。

ジュースで薬をのんでもいいってホント?

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