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のど研究室 特集記事「ストレスと声がれ、失声」を公開しました

2023.05.11 お知らせ

突然、声が出なくなる!心因性失声症とは


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ストレスと声がれ、失声」  

ある日突然、声が出なくなる、声の出し方すらわからなくなる、という症状の病気があります。心の風邪といわれるうつ病と同じように、誰にでも起こる可能性のある「心因性失声症」について、パニック障害や不安障害の専門医である貝谷先生にお話を伺いました。

ストレスによる音声障害

「電話をしようとしたら、声がかすれてしまい、相手から聞き取れないと言われた」
「昨日まで普通に会話をしていたのに、今日は声の出し方すらわからない」
このように、声をうまく出せないという症状を「音声障害」といいます。

発症は10代から50代まで幅広く、女性に圧倒的に多い病気です。
音声障害の主な原因は、のどにできるポリープや腫瘍、炎症など声帯の器質的な疾患によるものです。器質的疾患とは、身体そのものに異常があり、症状がある状態を指します。検査を行えば症状の原因は見つかります。しかし、のどにあきらかな異常がなく、精神的な原因で音声障害が起こる機能性発声障害のうち代表的なものに「心因性失声症」があります。

心因性失声症は、突然起こることが多い病気です。声はでなくても、呼吸は問題なくでき、食事や嚥下(えんげ)も普通にできます。嚥下とは、口の中のものを飲み下すことを意味します。全く声が出ないわけでもなく、せき込んだり、泣いたり、笑ったりするときに、声がもれ出る人もいます。

しばらくすると、自然ともと通りになることも少なくありませんが、声が出るようになるまで長くかかってしまうケースもあるので、注意する必要があります。

心因性失声症の原因と治療

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