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のど研究室 特集記事「子どもに多い『のど(喉)の病気』」を公開しました
「のどが痛い」と子どもが訴えたら?
知っておきたい子どもがかかりやすい感染症
溶連菌(ようれんきん)感染症・アデノウイルス感染症・プール熱
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春先に増える「溶連菌感染症」は、学童期の子どもがもっともかかりやすいといわれる感染力の強い病気。
新学期を迎えるにあたって気をつけたい、のどの病気について、JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長の石井先生に伺いました。
ただの風邪とは違う「溶連菌感染症」とは?
発熱やのどの痛みなど、風邪の症状と似ていますが、「溶連菌感染症」は細菌性の病気です。
溶連菌は正式には「溶血性連鎖球菌」という細菌で、なかでもA群の溶連菌による感染症が多く、3歳から15歳くらいまでの子どもが感染しやすいといわれています。
このA群溶連菌感染によく見られる症状が、強いのどの痛みです。また、顔や体や手足に小さな赤い発疹がたくさん出たり、舌が真っ赤になってプツプツとした発疹(イチゴ舌と呼ばれる)や喉に赤い点などの症状が見られたりします。これらの所見は新型コロナ感染症との大きな違いです。さらに、風邪と違って、咳や鼻水が出ないというのもこの病気の特徴です。
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