龍角散の取り組み

国産生薬・ハーブの栽培

医薬品の原料となる生薬は、現在その多くを輸入に頼っており、そこには価格変動や品質のばらつき、供給の不安定といった課題があります。
株式会社⿓⾓散では、秋⽥県の⼋峰町や美郷町・⼤分県の杵築市と協⼒し、休耕地などを活⽤した国産⽣薬やハーブの栽培に取り組んでおります。

生薬とは

⾃然界に存在する薬効を有する動植物や鉱物の薬効成分に簡単な加⼯を⾏い、または精製することなくそのまま医薬品やその原料として⽤いられる薬の総称です。

合成された医薬品とは異なり、産地や栽培⽅法・採集時期などによって、同じ⽣薬であっても有効成分の含有量や品質に⼤きく影響を受けるため、品質管理が⾮常に重要となります。

カミツレ

キキョウ

高品質な製品提供のために

安心
安全
安定
品質
  • 品質の確かな優良生薬の確保、世界情勢に左右されない原料の安定調達

  • 日本国内での生薬栽培の発展

  • お客様に安心をお届けできるようトレーサビリティの確立

安心
安全
安定
品質

地方創生

休耕地・空地の活用

(公社)東京⽣薬協会(会⻑:当社代表取締役社⻑ 藤井隆太)を通して連携協定を結んでいる各⾃治体の休耕地等を活⽤し、⽣薬・ハーブの栽培を開始。
眠っている土地を利用し、農家の新たな収益源確保や地域活性化に尽力。

地方創生応援税制や寄付

⿓⾓散・⾃治体・農家 それぞれの発展を⽬指して。
連携協定を結んでいる⾃治体に対し地⽅創⽣応援税制(企業版ふるさと納税)の活⽤や寄付を通じて、⽣薬栽培やその技術・品質の向上のための資⾦を提供。

龍角散
生薬栽培
農家
地方
自治体
地⽅創⽣
応援税制等
生薬の
栽培量
増加
・品質向上
栽培関連設備の整備
栽培へのインセンティブ整備

生産者の声

秋⽥県⼋峰町

八峰町カミツレ組合代表川村 太志かわむら たいし
秋田県八峰町農林振興課
副課長
門脇 朝哉かどわき ともや

秋⽥県美郷町

美郷町生薬生産組合
組合長
加藤 征輝かとう せいき
秋田県美郷町長松田 知己まつた ともみ
秋田県美郷町農政課佐藤 博昭さとう ひろあき

⼤分県杵築市

キキョウ栽培農家小野 義美おの よしみ
地域活性化センター南 一之みなみ かずゆき
⼤分県杵築市役所農林水産課羽嶋 紀人はしま のりひと
大分県杵築市役所
農林水産課
松成 茂まつなり しげる

龍角散と秋田の歴史

江戸時代中期、秋田藩(現:秋田県)の御典医をしていた藤井家。当時ぜん息だった藩主のために開発した薬が「龍角散」の原型となりました。後に廃藩置県が行われ東京に進出、「龍角散」の一般向け販売を開始したことが全国に広まるきっかけになりました。

龍角散の歴史

生薬が工場に届くまで

キキョウ

10⽉

収穫

1日

分解

根の⼟を落とし
1本ずつ切り分ける

2日

皮去り

根を包んでいる
コルク皮を削ぎ取る

2~3日

乾燥

翌年1⽉

出荷

カミツレ

5月末

収穫

3日間

乾燥

出荷まで

保存・冷蔵

6月末

出荷

農家の皆さまや自治体の方々の協力のもと、
厳しい基準をクリアする薬用植物の本格栽培に取り組んでいます。

龍角散は、昔も今も、そしてこれからも、
皆さまののどを守り続けます。