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肺炎 はいえん

のどの病気

どんな病気?

肺炎とは、肺に炎症が起きている病気の総称です。一般的には、細菌やウイルスなどが 気道から侵入し肺に感染して生じる急性炎症を指すことが多く、 間質性肺炎 や薬剤性肺炎は別の病気として分けて考えられます。
肺炎はどこで発症したかによって、市中肺炎、院内肺炎、医療・介護関連肺炎に分けられます。 市中肺炎とは、健康な人あるいは軽度の病気をもっている人に起こる肺炎のことで、 かぜに引き続いて起こることが多いとされています。入院後に発症した肺炎を院内肺炎、 医療や介護のケアを受けている患者が発症する肺炎を医療・介護関連肺炎と分類します。

症状は?

発熱や頭痛、倦怠感、関節痛、脈拍の増加、脱水などの全身症状、せきやたん、呼吸困難、 胸の痛みなどの呼吸器症状がみられます。重症な場合には、意識障害やショックを引き起こすこともあります。

治療法は?

肺炎の治療では、抗菌薬や抗ウイルス薬など原因に合わせた薬が使われます。 軽症の方はのみ薬で通院して経過をみることが多いですが、重症の方は入院して注射で 薬を投与します。
場合によっては酸素投与や輸液が必要になることがあり、非常に重症な時は一時的に 人工呼吸器で管理が必要とされることもあります。

監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医
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監修 河野雄太
東京医科大学病院
呼吸器内科 准教授
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医・指導医

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