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甲状腺機能異常〈こうじょうせんきのういじょう〉
どんな病気?
甲状腺はのどぼとけのすぐ下にある臓器で、2種類のホルモンを分泌します。この2種類の甲状腺ホルモンは、体内での新陳代謝を活発化させるとともに、細胞や組織の発育・成長にかかわる重大な働きをします。
 甲状腺機能異常には、甲状腺ホルモンが多すぎる「甲状腺機能亢進症」と、ホルモンが不足する「甲状腺機能低下症」とがあり、どちらも女性に多い病気です。機能亢進症の代表は「バセドウ病」で、女性は男性の5倍、機能低下症のほとんどは「橋本病」で、こちらは女性は男性の30倍といわれています。どちらも原因は不明ですが、自己免疫病だと考えられています。
症状は?
バセドウ病の症状は急激に出ることが多く、甲状腺が腫れる、目つきが鋭くなる、皮膚が黒っぽくなる、新陳代謝が活発になりすぎるため心臓がドキドキする、よく食べるのにやせてくる、体温が上がり汗かきになる、すこし動くだけで疲れるなど、全身に多くの症状が現れます。
 橋本病の症状は、軽いうちは気づかれないことも多く、やがて物忘れ、居眠り、話をする時に口がもつれるなどが見られるようになります。こうした症状は、更年期に現れると更年期障害とまちがえられることがあります。少し重くなると、むくみ、寒さに弱くなる、食事の量は減っているのに体重は増える、おなかがはって便秘する、心臓の働きが低下する、ちょっとしたことでこむらがえりになるなどの症状が出てきます。
対処は?
どちらも、甲状腺の専門医の診断を受け、治療方針を立ててもらいます。亢進症の治療は、ホルモンの合成を抑えるくすりを飲む、放射性ヨードを使うアイソトープ療法、甲状腺を部分的に手術で切り取る方法などがあります。低下症は、甲状腺ホルモン薬を飲んで補うのが基本です。
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