喉頭のがんこうとうのがん

のどの病気

どんな病気?

ほとんどがのど粘膜の表面をおおう扁平上皮と呼ばれる部分にできるがんで、男性に女性の9倍多く発生します。他のがんと同じく原因は複雑ですが、誘因としては、喫煙、音声の酷使、大気汚染、職場の空気汚染などが考えられています。  がんのできる場所によって、声門上型、声門型、声門下型と分けられます。

症状は?

声門型がいちばん症状が現れやすく、初期に声がれ、続いて、血痰、のちに呼吸困難で見つかります。声門上型・下型は初期には症状がなく、のちに血痰、声がれ、呼吸困難などが続きます。

対処は?

どの場合も、早期に発見されれば、放射線療法に、化学療法(くすり)、免疫療法などを併用し、声を出す機能を温存したまま8割が治りますから、なによりも早期発見が望まれます。がんが進んでから見つかった場合には症状に応じて手術が行われ、食道発声、人工喉頭、声門再建術、喉頭再建術など、発声のリハビリテーションが行われます。

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