慢性気管支炎まんせいきかんしえん

のどの病気

どんな病気?

扁桃というのは慢性的に続く気管支炎ですが、急性気管支炎とは違って患者さんの特異な体質が関係しています。有毒ガスのほか、喫煙、大気汚染も原因と考えられますが、くわしいことは不明です。慢性副鼻腔炎の人に発病率が高く、しかもこの病気の人は先天的に気管支が感染を起こしやすいことが知られ、いくつかの要因が重なって発症するようです。比較的中年以降の男性に多いのですが、20代の人にも起こります。

症状は?

3カ月以上毎日続くたん、しかもそれが2年以上連続して起こります。冬に多く、カゼをきっかけとしてたんがとまらなくなります。たんははじめは白いのですが、細菌感染が起きてくると黄色や黄緑色になって、量も増えます。たんで気管支の一部がふさがるようになると徐々に呼吸困難を示します。

対処は?

軽いと思っても一度、早いうちに呼吸器科の専門医の検査を受けることが望まれます。とくに、黄色や黄緑色のたんが出て細菌感染が疑われる場合には、早くから治療を始めなければなりません。治療は、鎮咳薬(咳止め)、去痰薬、抗炎症薬、抗生物質などの薬物療法が基本です。重い時には入院も必要となります。自分でも、カゼをひかないよう心がける、汚れた空気を吸わないようにするなど、症状を悪化させない努力をすることが重要です。

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